退任のご挨拶

2024年3月28日

石川 肇

このたび2024年3月末を持ちまして、院長の職を退任することになりました。

2018年4月から6年間の長きにわたり皆さまには大変お世話になり、誠に有難うございました。

病院経営、リスク管理、対外対応、スタッフ人事などのいわゆる院長業務から解放されることになり、内心ホッとしていますが、また一方では、これまで皆さまにご面倒をおかけすることが多々ありましたこと、申しわけなく思っております。

院長になって後半4年間はコロナパンデミックのため、とてもつらい思いをしてきました。しかし、皆さまの感染蔓延防止に向けた努力のお陰で最悪の事態を回避できたこと、大変感謝しています。

リウマチ専門病院として県民のためにその役割を遂行していくというミッションのもと、私はこれまで、診療実績の積み重ねと国内外へのアピールを行ってきました。リウマチ患者さんにとって最適な最新医療とケアを提供していくためには、スタッフと一緒にチーム医療によるトータル マネジメントを実践していくことが大切であるといつも考えています。

リウマチセンターは、いわゆるアカデミアではありませんが、在任中に全国レベルの学術集会を3回主催させていただきました。また、ドクターを含めスタッフの方々にも学会や研究会に参加、発表してもらい、リウマチセセンターを広く全国に知ってもらうことができました。お陰で、遠方から患者さんやドクターも来てくれるようになって良かったと思います。

今、私は本来であれば定年となり、悠々自適となるところですが、国内有数の、このリウマチセンターが、高い診療レベルを維持し、患者さんへの啓発活動を行っていくために、今少し常勤の管理職(統括部長:General manager)として仕事を継続させてもらうことにしました。

今後も引き続き、リウマチセンターの発展に向けて微力ながら頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

回復期リハビリテーション通信

春の暖かさが感じられる季節となりましたね。  

3階回復期リハビリテーション病棟です。

 

2月に患者サポートセンターが企画した「地域包括支援センターの役割について」の勉強会に参加しました。新発田市北地域包括支援センターと新発田市高齢福祉課の職員の方を講師にお招きして行われました。

日頃、患者さんの退院支援を行う際に、疑問に思っていたことなどを直接聞くことができ、とても有意義な時間となりました。回復期リハビリテーション病棟では、患者さん一人ひとりに寄り添った退院支援ができるように、日々、院内の様々な職種と話し合いをしています。今回は、地域の患者さんをサポートする方々からお話を聞くことができ、今まで以上に具体的に地域との連携をイメージすることができました。これからの退院支援に活かせるよう努めていきたいと思います。今後も外部の方との勉強会や、意見交換の場をもてるようにしていければと思います。

 

季節の飾りつけ

患者さんに季節を感じてもらえるように、病棟スタッフが季節ごとに棟内の飾りつけをしています。2月には、遊びリテーションの一環として、鬼の飾りにボールを投げて節分の行事を楽しみました。節分とは「邪気を払って無病息災を願う行事」のことで、立春の前日に行われます。皆様の幸運を願って鬼を退治しました。

季節の変わり目ですので、お体にはお気を付けください。

4C病棟です!

2/9に新人看護師研修の一つである看護観の発表がありました。

4月から臨床に出て多くの患者さんと関わり疾患や治療、技術等を学んできました。

その学びや経験から、入職時に目標としていた理想の看護師像と比較し現在はどのように変化したのかを話してくれました。

この10ヵ月患者さんが様々な思いで入院、治療していることを肌で感じ、看護師に求められている役割について考えてきたことが伝わる内容でした。

「患者さん一人一人が持つ力を引き出せるケアがしたい」という目標が達成できるよう、これからも一緒に考え共に成長できるよう頑張りたいと思います。

当院ではPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を導入しています。

PNSとは、看護師が安全で質の高い看護を提供することを目的とし、よきパートナーとして対等な立場で互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合う看護提供方式です。

新人看護師は先輩と一緒に看護することで安心感に繋がるだけでなく、間近で先輩が行なうケアや関わりを見ることができるため実践的な看護を学ぶことが出来ます。

自信を持って仕事に取り組めるよう進捗状況に合わせた細かな指導とサポート体制が整っています。

 

 

年頭のご挨拶

2024年1月4日

石川 肇

新年、あけましておめでとうございます。

年頭にあたり、ご挨拶をさせていただきます。

 

年明け元旦早々の能登半島地震と津波騒ぎ、一昨日の航空機の事故と、まったく突然で、なんとも言い難い大変なことの連続でしたが、皆さまにおかれましは如何でしたでしょうか?新年の挨拶も虚しく亡くなられた多くの方々には心からお悔やみ申し上げます。昨年は、世界的にコロナパンデミックは収まりつつあったものの、ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナとイスラエル間の紛争など、世界情勢は不安定な状況下にあり、私たちにとっては、気が置けない毎日であったように思います。

 

リウマチセンターにおいては、一見コロナ対策から解放されたかのように思われましたが、ところが最近、様々な規制が緩和された今頃になって、コロナ患者が増えてきております。気を緩めることなく、初心に立ち戻って一人一人の感染予防に向けた心がけと努力が改めて必要になっています。

 

さて、年頭にあたりリウマチセンターのこれからの役割と方向性について、私の方からあらためて確認し、お話させていただきたいと思います。

 

まず、第一にリウマチ患者さんのために最適な最新治療とケアをこれまでどおり継続して提供していきます。現在、当院のリウマチ患者さんは3800名ほどで、全国の1医療機関あたりの実患者数ではトップ5に入っています。県内リウマチ患者さんの約4人に一人が通院しておられます。その方々に対して、大学病院や他の民間医療機関ではできない多職種連携によるチーム医療、トータルマネジメントを継続して行っていきます。医師および医療スタッフの方々一人一人が、その専門職を生かして、リウマチ医療に力を合わせて一緒に取り組む姿は、患者さんに安心と満足を与え、患者さんからの信頼が得られる医療サービスを提供することになります。

 

昨年、9月に日本リウマチの外科学会を朱鷺メッセで開催させていただきました。その時に招待したスイスの手外科医であるダニエルヘレン先生は、リウマチ患者さんへのこのようなアプローチは、欧米にはない日本式アプローチとしてとても感銘を受け、今年6月にオランダで開催される学会に欧州と日本の交換セッションを作っていただき、今度は私どもが招待されることになりました。

 

第二は、リウマチ専門病院として、その実績と経験を積み重ね、国内外に向けて情報発信と啓発活動を行っていきます。この3年間以上にわたりパソコンに向かって話すことばかりで、味気なく十分な活動ができないままでした。これからは、リウマチ患者さんにだけでなく、他の医療機関のスタッフの方々、地域住民に対して、講演会、研究会および市民公開講座などを通じて、啓発・情報発信活動をフェイスtoフェイスで積極的に復活してもらえたらと考えています。そして、より多くの方々から「もし、自分あるいは身内がリウマチという病気になったら、是非、新潟県立リウマチセンターで診てもらいたい。」とのお褒めのお言葉をいただけるようになってもらいたいと思います。

 

第三は、リウマチの学術研究、リサーチを推進していきます。医師だけでなく、多くのスタッフの皆さんに、リウマチに興味を持っていただき、自己研鑽を積み上げ、リサーチマインドを持って仕事をすることで、専門職としてのスキルアップ、レベルアップを図ってもらいたいと思います。但し、最近、取り沙汰されているハラスメント問題との兼ね合いで、この学術研究を自己研鑽ではなく100%労働と捉える方々には、決して求めることは致しませんので、よろしくお願いします。

 

そして最後に、入院患者さんの確保に努め、特に回復期リハビリ病棟を回復していくことです。リウマチのトータルマネジメトの4本柱のひとつにリハビリテーションがあります。経営面でリウマチ医療を支え、患者さんにリハビリマインドを持って接し、ケアを施していくうえで、リハビリ病棟を欠くことはできません。当センターならではのメリットを生かし、リハビリ医確保のためのリクルート活動は当然のことですが、新発田病院だけでなく近隣の医療機関からの紹介による回復期リハビリ対象患者を増やすよう努めてまいります。

 

今、私たちのリウマチセンターは、コロナ禍をはじめとしてさまざまな困難を乗り越えて、さらに変化していくステージにあります。瀬波病院時代から40年にわたって新潟県のリウマチ専門病院が、次の世代に引き継がれていくために、皆さん一人一人の力を集結して、新潟県内に留まることなく、日本国、さらに世界レベルで、一歩先を見据えた親切で優しいリウマチ医療の実践と啓発活動に、これからも積極的に押し進めていってもらいたいと思います。

 

まずは健康に留意して、1日1日を大切に、皆で一緒に頑張りましょう!

そして、1日でも早く、皆さん全員参加のノミニケーションできる日がくることを祈っております。

以上、私からの新年の挨拶とさせていただきます。

リウマチセンター看護部ブログ

はじめまして。外来看護師青山と申します。

4月から外来勤務となりました。外来では前の診察が長引いたり、急患が入ったりしてなかなか予約時間どおりに診察が進まないことも多くお待たせしていてとても心苦しく思っています。

 

そこで今回はオススメの待ち時間の過ごし方、

待ち時間が少し短縮できる方法について4つご紹介します。

 

①予約日前検査

診察予約日の7日前〜前日までにあらかじめ検査を受けることができます。

予約日前検査を受けておくことで検査結果が出るまでの待ち時間が発生しません。しかし、診察日以外にも来院しなければならずご足労をおかけします。

希望される方は、診察券を持参の上、直接採血室で検査を申し出てください。

検査時間     9:00〜16:00

対象検査 血液検査・尿検査・レントゲン撮影

②外出やレストランでの食事も可能

採血結果が出るまで約1時間を要するためその間の外出も可能です。

2Fレストラン、1Fと3Fに売店もあります。

外出や食事をされる場合は受付10番にお声がけお願いします。

③フットケア

診察までの待ち時間の間に『たこ・魚の目』のケアもできます。

注:混み合うことも多いため診察後のフットケアになることもあります。

初回フットケアには医師の診察、診断が必要です。

④2階 情報センターの活用

症状、検査、お薬、治療に関する冊子や雑誌など、リウマチに関する各種資料をご覧いただけます。また、パソコンで必要な情報の閲覧ができます。

場所:リウマチセンター2階

開始時間:月〜金(祝祭日、年末年始を除く)

9:00〜15:00

利用対象者:リウマチ患者さんとその家族

公開内容:インターネット閲覧(リウマチ情報に限る)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外来では、どんなに努力や工夫をしても様々な要因から待ち時間が発生してしまいます。待ち時間をもっと有意義にリラックスして過ごすことができるような環境づくり、待ち時間対策への取り組みを職員一丸となって進めてまいります。

 

リウマチ病棟通信 No.2

☆2023年リウマチ講演プログラムが開催☆彡

4月から毎月行われているリウマチ講演ですが、第6回目はリウマチケアナースからリウマチの基礎知識、日常生活の注意点や薬、食事についての講話がありました。入院患者さんや看護実習生が参加してくれました。

参加された方々からは、DAS評価(リウマチの勢いを示す評価)と外来受診時に記入しているADL表のつながりについて知ることができて良かったという声が聞かれました。

また講話の最後には自身の悩みや普段聞けなかったことなどの質問もあり、リウマチの知識をみんなで深めることができました!(^^)!

 

 

 

※看護学校の生徒さんがクリスマスの飾り付けをしてくれました☆

☆手関節・手指の装具についての勉強会開催

リハビリ科の先生よりリウマチ患者さんが使用する装具などの使い方を教えてもらいました。

 

 

 

 

 

手の手術のあとにはこんなに様々な装具があります。正しく装具が着用できるように取り付け方の注意点や装具を付ける目的などを勉強しました。

多職種で連携し、日々看護の向上に努めています(^▽^)/

 

 

 

回復期リハビリテーション通信

回復期リハビリテーション病棟(回復期リハ病棟)です。

今回は病棟での取り組みを紹介したいと思います。

回復期リハ病棟とは、

急性期の治療を終えた患者様が社会・在宅復帰を目指してリハビリテーションを専門に行う病棟です。

そんな回復期リハ病棟ならではの学習会の様子を紹介します。

1つ目は車いす移乗・移動介助の学習会です。

患者様にも介助者にも負担が少なく、安全に介助するコツをリハビリスタッフから専門的に指導していただきました。

2つ目は退院支援学習会です。

回復期リハ病棟では退院後、介護保険などの福祉サービスを

利用して退院する患者様がたくさんいます。患者様が安心して

退院を迎えられるよう、医療ソーシャルワーカーから学習会を行ってもらいました。

今後も様々な学習会を企画していきたいと思います

 

 

 

 

 

 

 

また、回復期リハビリ病棟では、隔週火曜日にリハビリ回診を行っています。医師、リハビリスタッフ、看護師、医療ソーシャルワーカーが病室を回り、患者様一人一人のリハビリ状況の評価を行っています。

☆患者さんが作成した作品の一部を紹介します☆

 

 

第52回日本リウマチの外科学会 朱鷺メッセで開催されました。

第52回日本リウマチの外科学会が開催されました。

 

このたび9月1日(金)と2日(土)に、朱鷺メッセで日本リウマチの外科学会(オンサイト)が開催されました。全国から例年より多くの約170名の参加者があり、盛況のうちに無事に終えることができ、私自身、ホッとしています。

この学会は、おもに全国のリウマチ整形外科医が集まる年次集会ですが、今回はリハビリテーション科のPT高岡さん、OT夏川さん、OT西澤さん、看護部の吉川(きちかわ)さんにも立派な研究発表をしていただきました。どうも有難うございました。

スタッフの皆さんが、積極的に学会・研修会に参加し、リサーチマインドを持って日々の仕事に励むことで、スキルを身につけ、より高い専門性を持って質の高い仕事ができるようになります。

また、今回は、スイスのシュルテス クリニックからダニエル ヘレン先生(手外科医)をお招きし、欧州でのリウマチ事情についてお話ししていただきました。そこで、異なる文化的背景の中で日本とのさまざまな違いについてディスカッションすることができ、私にとって大変勉強になりました。

今後も、当院がリウマチ専門病院として多職種連携・チーム医療の中でトータルマネジメントを行っていることを、全国に、そして世界にアピールしていきたいと思います。

(2023年9月25日)

リウマチセンター看護部ブログ 7月号

こんにちは。リウマチセンター外来看護師渡邉です☺

蒸し暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

リウマチセンターには涼しげな七夕飾りが飾られました☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気象庁の3か月予報によると、

今年の7、8、9月の気温は「平年並み~高くなる」そうです。

今年も熱中症に注意が必要ですね。

ここで、私が考えた熱中症予防の四字熟語を紹介します。

①よく寝ましょう

②三食食べましょう

③こまめに水分をとりましょう

④涼しくしましょうエアコンも使って

 

いかがでしょう(^^)/

手前味噌ですが、なかなか覚えやすいです。

我が家ではトイレの壁に貼ってあります。

みなさんもぜひ覚えて使ってくださいね♪

 

リウマチ情報センター紹介コーナー

リウマチセンター2階にある、リウマチに関する様々な資料が置いてある

【リウマチ情報センター】を紹介するコーナーです。

今回はもらえる資料を探しに行ってみました。

ご自由にお持ちくださいのコーナー。ずらりと並んでいます!

 

 

 

2022年、2023年発行の

新しい資料です。

 

 

 

 

 

 

 

 

当院の医師監修の資料もありました↓

他にもいろいろなパンフレットが置いてありますよ。

ぜひ実際に足をお運びください。

 

  リウマチ情報センター

   平日(外来がやっている日)

   10時から15時まで解放中

 

それではまた、看護部ブログでお会いしましょう👋☺

 

リウマチセンター看護部ブログ

こんにちは。リウマチセンター外来看護師渡邉です😊

日に日に蛙の声が大きくなってきた今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

新型コロナウイルスが感染症5類に変更されましたね。

患者様から「〇〇に旅行に行ってきました。」というお話を聞くことも増え、徐々に日常が戻ってきていることを嬉しく感じる今日この頃です。

 

その反面、感染対策が個人の判断にゆだねられることになり不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

 

リウマチセンターでは引き続き皆様に感染対策をお願いしています。

来院時のマスクの着用にご協力いただいています。ご協力ありがとうございます。

もし来院前に発熱や咳など、新型コロナやインフルエンザのような症状があるときは、事前にお電話をお願いします。

症状がない場合でも、ご家族など身近な方が感染している場合は、事前にご連絡を頂けると助かります。

新潟県立リウマチセンター電話番号 

☎ 0254-23-7751

 ☝ご連絡はこちらまで!電話相談もしております。

 

さて話は変わりますが、

リウマチセンター2階に【リウマチ情報センター】があるのはご存じですか?

関節リウマチに関する様々な資料が置いてあり、自由に閲覧することができます。

どんな本があるかちょっと覗いてみましょう。👀

 

 

↓北欧?気になりますね。

 

 

 

 

 

 

 

最新2023年度版の本も発見!

付箋の所に何が書いてあるか気になります😻ドキドキ

ぜひ実際にご覧ください。

 

リウマチ情報センター  

平日(外来がやっている日) 10時から15時まで解放中

 

ではまたリウマチセンター看護部ブログでお会いしましょう👋😊