欧州リウマチ学会(EULAR)2025報告記

2025年616

リウマチセンター統括部長

石川 肇

このたび、2025611日から13日にかけて、スペインのバルセロナで開催された欧州リウマチ学会(EULAR:ユーラー)に、Dr.阿部(麻)、Dr.和田(紘)と私の3名で参加してきました。この学会は、リウマチ領域では世界最大級の学会のひとつで、日本の診療ガイドラインもこのEULARのガイドラインの影響をかなり大きく受けて作られています。今回、私どものNiigata Rheumatic Centerから5演題(筆頭演題3題、共同演題2題)がアクセプトされ、世界に向けてリウマチセンターのプレゼンスをアピールしてきました。

医療職として技能のレベルアップを図っていくには、ただ決められた仕事をそのまま実行するのみでは進歩はありません。学会、研究会、講演会などに積極的に参加し、最新の知識・技術を習得してスキルアップを心がけていくことが大切です。また、研究発表することで、自己の知識やスキルのレベルを客観的に把握し、改善点を見つけることができます。また、他の医療者との交流を通じて新たな視点やアイデアを得ることもできます。

今後も、新発田地域に足をつけながらも、常に全国さらに世界に目を向けて幅広い視野で学術的仕事をしていく心意気が必要です。

学会場のフィラ デ バルセロナ(北口)

サクラダ・ファミリア聖堂(ガウディの作品)

1882年に着工、2026年に中央に十字架が配されイエスの塔が完成予定。

コロンブスの塔

トップに新大陸を目指すコロンブスの像がある。

カサ・バトリョ(ガウディの作品)

正面の外観は波打ち、壁の色ガラスは海面のように輝く。

 

 

 

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