回復期リハビリテーション通信

当病棟では、患者さんの日常生活動作の向上を目指し、リハビリで獲得した動作を、病棟でも維持できるように援助を行っています。

例えば、入院時歩行が難しく、介助で車椅子へ移乗している患者さんが、見守りで移乗できるようになり、更に歩行器や杖を使用した歩行等、自宅退院に向けた機能回復に努めています。

そこで、今回は看護師と一緒に頑張っている看護補助者の業務について一部紹介したいと思います。

 

 

 

勤務体制は、早番・日勤・遅番と3パターンとなっています。

その中の早番業務について紹介します。

 

AM6時30分業務開始です。患者さんに挨拶をしてカーテンを開けたり洗顔・排泄の介助を行っています。

また、ナースコールが鳴るとすぐに対応しています。

 

 

 

7時45分~8時が朝食です。時間までに看護師と協力してホールで食事をする患者さんを誘導します。

🌼ホールに出ることは、日常生活にメリハリがつきます。

🌼見守りのもと食事が摂れるので誤嚥防止になります。

🌼患者さんの希望を聞きながら食事前後のトイレ誘導も忘れません。

 

現在は感染予防として、ホールでの人数制限やアクリル板の設置等対策をしています。

 

 

10時頃、リハビリ以外の患者さんに声をかけホールまで誘導し水分補給を行います。水分補給が終わるとお部屋にお連れします。

患者さんと会話をすることで認知症予防にも貢献しています。

 

12時昼食です。昼食もホールでお食事です。患者さんを誘導します。

昼食が終わると口腔ケアの介助、下膳、患者さんをお部屋へお連れします。

そして、食後の後片付けです。

 

13時20分早番業務が終了です。

 

時間ごとに決められた業務はありますが、ナースコールへの対応も素早く助かっています。

時には、看護師より患者さんのことをわかっているな~と感じることも…

それでは、また次回の通信で(^^♪

第14回新潟県立リウマチセンター市民公開講座

はじめまして、患者サポートセンターです。

3年ぶりに11月12日(土)市民公開講座が開催されました。

コロナ禍のため初めて会場参加とライブ配信での開催となりました。

 

 

 

 

 

 

 

今までのように、対面での診察や相談を受けることはできませんでしたが、会場で参加した方々からは、直接話が聞けて良かったという声も聞かれました。また、オンライン配信にすることで県外を含め遠方からの参加もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

4C病棟のデイルームでもサテライト形式として行い、入院中のリウマチ患者さんに視聴していただくことができました。

 

 

 

 

 

日本リウマチ友の会新潟支部からも事前質問募集のご協力や冊子等のご協力をいただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左から、島垣主任理学療法士、遠山主任作業療法士、髙村医師、伊藤副院長、石川院長、日本リウマチ財団登録 リウマチケア看護師の本田主任看護師、千野事務長

お疲れ様でした。

 

オンデマンド配信を12月18日まで行っています。当院のホームページ内の「病院からのお知らせ」2022.11.16 第14回市民公開講座オンデマンド配信のご案内より視聴することができます。

視聴期限が迫っていますが、この機会にぜひぜひご覧ください。

 

第50回日本関節病学会レポート 大会長挨拶

新潟県立リウマチセンター 院長 石川 肇

 

 

 

 

 

このたび、2022年10月21日(金)・22日(土)に朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターにて第50回日本関節病学会を開催しました。いまだコロナ感染が完全に収束していない中で感染対策をしっかり施したうえで、3年ぶりの現地での開催となりました。幸い晴天に恵まれ、コロナ禍前よりもやや少なめでしたが、お陰さまで約330名と全国から多くの方々に参加いただき、無事終了することができました。これもひとえに会を盛り上げていただきました皆さまのご協力、ご支援の賜物と、厚く御礼申し上げます。

地元新潟のサッカーチームであるアルビレックス新潟のJ2リーグ優勝、6年ぶりのJ1復帰で活気づいているなかで、今回、本学会を開催できたこと、とても喜ばしく感じています。

今回は第50回という節目の学会で、テーマを~50年の歴史を踏まえて~Challenge the New Normal~としました。半世紀にわたり先人が作り上げてきた歴史を踏まえて、新しい常態の中での新しい学会様式へのチャレンジと未来に目を向けた斬新な発想に基づく研究へのチャレンジという2つの意味を掛けたテーマです。プログラムのメインには、第8回と第19回の会長でおられた山本純己先生から「わが国における関節リウマチマネジメントの歩みに学ぶ」のタイトルでご講演があり、トータルマネジメントの充実とレベルアップを勧めていただきました。また、各部位における人工関節の歴史について特別シンポジウムの中でその道を究めたエキスパートの先生方からのご講演がありました。股・膝関節の人工関節はほぼ完成されていますが、肩・肘・手・手指・足関節においては、より完成度の高い人工関節が求められており、今回のシンポジウムが新しいコンセプトとデザインを持ったインプラントが開発されていくうえでのヒントになればと考えています。特別講演では、日本独自の整形リウマチ医のスタイルとその魅力について、田中栄先生と中島康晴先生からご講演がありました。欧米と異なり日本の整形外科医は、運動器疾患について伝統的に外科的治療のみならず保存的治療にも長けています。とくにリウマチ性疾患においては、関節外科医は、内科医とタッグ体制、メディカルスタッフとの連携の中でタクトを振る指揮者になることが望まれています。

一般演題は123題で、教育研修講演、シンポジウムなどの指定演題を含め、全部で59セッション226演題の口演発表(ポスター発表なし)がありました。これまでは、パソコンに向かって話をしているばかりで、味気なくお互いが疎遠になってしまいがちでした。しかし今回は、お互いに向き合って活発に討論ができるようになり、学会全体の活気を取り戻すことができたように思います。また、全体懇親会では新潟の食材、お酒(大吟醸のみ)などを参加者に楽しんでもらうことができ、この上ない幸せを感じております。

リウマチ性疾患などの全身性の運動器疾患を診断し治療していくには、ひとつの関節のみを診ていくことだけでは不十分であり、関節全体を診ていくことが必要となります。これからも本学会が幅広く関節疾患を取り上げ、若手整形外科医のみならず医療スタッフの方々にとっても魅力ある学会に発展していくことを祈念しております。

(2022年10月31日記)

回復期リハビリ病棟です

回復期リハビリ病棟です

暑い日が続き、患者さんも汗を流しながらリハビリを頑張っています💦

 

回復期リハビリ病棟では、新たに仲間入りしたスタッフが早く病棟に慣れるように、様々な勉強会を企画しています。

 

勉強会の一部を紹介します。

1つ目は

「移乗、移動」

の学習会です。

毎年恒例のリハビリスタッフによる実演での移乗勉強会です!

重心を低く保ち、てこの原理を使うことで、患者さんに安心感を与え、介助する私たちは負担が最小限となるテクニックを学びました。

 

専門スタッフから指導してもらうことは、私たち看護師にとって、とても学びの多い時間となりました。

 

 

2つ目は

「診療報酬改定」

について医療事務スタッフからの勉強会です。

今年度、回復期リハビリ病棟の診療報酬改定がありました。

今回の改定では、「質の高いリハビリを提供し、実績を残す」ということに注目をおいた改定内容でした。

 

私たち看護師は、患者さんが病気やケガで失った運動機能を少しでも再獲得できるように日々介入しています。

今回の診療報酬改定を受け、退院後の生活を踏まえて日常生活動作を獲得していけるよう、より一層励まなければならないと学びました。

 

このように、回復期リハビリ病棟では看護師だけでなく、様々な医療スタッフが専門知識を共有し、より良い病棟を目指して取り組んでいます

これからも様々な医療スタッフと協力、連携して患者さんをサポートさせていただきます!

 

7月は毎年恒例の七夕の短冊を患者さんに書いてもらいました☆彡

皆様の願いが叶いますように~💛

骨粗鬆症研修

こんにちは!4C病棟です。

本格的に夏になり暑い日が続きますね☀

体調崩されていないですか?

 

先日、中園医師より職員向けに骨粗鬆症の研修がありました。

 

 

 

 

 

 

骨粗鬆症とは、骨強度の低下を特徴として、骨折のリスクが増大しやすくなる、骨格の疾患と定義されています。日本には約1,000万人以上の患者さんがいると言われており、高齢化に伴いその数は増加傾向にあります。

閉経や加齢に伴い発症するものを原発性骨粗鬆症、関節リウマチや副腎皮質ホルモン過剰など他の疾患が原因で発症するものを続発性骨粗鬆症と分類されます。

リウマチ患者さんは、関節の炎症や副腎皮質ホルモン(ステロイド)を服用している方が多いなどの理由で、骨が脆く骨折しやすいと言われています。

 

 

 

 

 

そのため、関節リウマチ患者における骨粗鬆症の治療として薬物療法のほかに、食事(カルシウム・ビタミンDの摂取、バランスの良い食事)、適度な運動をコツコツ続けることが骨折予防に繋がります。

 

研修の様子です☺

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ暑い日が続きますが、体調管理に気を付けてお過ごしください。

5月の外来です!

リウマチ外来です。

 

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

暑いゴールデンウィークでしたね。

病院の敷地内にはたくさんのお花が咲き始めています🌼

 

 

 

 

 

そろそろジメジメした梅雨☔がやってきます。

ゴールデンウィーク中「梅雨前に伸びた草をむしっておかなくちゃ」なんて草むしり、庭いじりに精を出した方。

畑仕事に精を出した方。

山菜採りがお好きな方も多い事でしょう。

(私は・・・頂いた(できたら、すでに茹でてから頂いた)「こごみ」をマヨネーズ醤油で食べるのが大好きです☺)

良い季節になりましたね。

しかし!『梅雨』時季はリウマチ、膠原病の患者さんにとって体調の崩しやすい季節です。

痛みが出たり・・・腫れたり・・・

 

梅雨時季にもご注意していただきたいことがあります。

それは・・・『脱水』です!

もちろん1年を通してご注意いただきたいのですが、夏本番の前のこの時季にもご注意ください。

お薬の中には腎機能に影響するものもたくさんあります。『脱水』は腎機能を悪化させ、副作用を増悪させる危険があるのです。

ぜひ、水やお茶で水分補給をしてください☺

甘~いジュース、砂糖、ミルクたっぷりのコーヒーでは水分補給になりませんよ!!

 

食欲がなくなることもあるかもしれませんが、漬物でお茶漬けばかりにならないように、栄養もしっかり摂ってほしいと思います。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

3月のリウマチ外来です。

リウマチ外来です。

 

3月は卒業のシーズンですね。

とは言え・・・

まだまだ、寒い日が続いています。

新潟に住んでいると、冬の雪かきからは免れられません⛄

手が痛くなるほど、雪かきをした方もいるでしょう。

使いすぎ、頑張りすぎる事をオーバーユースと言います。

頑張りすぎた時には、しっかりと休む事が一番!

でも、家事や子育て、仕事で簡単には休めない方も多いはず。

痛み止め、湿布をうまく使って、休めるときにはしっかりと休んでください。

それでも、痛みや腫れが続く時は・・・外来に相談してください。

 

春🌸暖かくなるのはもうすぐです。

入園、入学、就職!

新生活、楽しみですね。

でも、注意すべきはストレス。知らず知らずにストレスが溜まっている事もあります。

ストレスは万病のもと。

病気の症状を悪化させてしまうこともあるので要注意です。

コロナ禍の今・・・家族といえども、外食したり遊びに行ったりは難しいですが、時々は自分の心とも向き合って、ストレスを溜めないようにしたいものです。

 

暖かくなったら、畑仕事をしたいと思っている方も多いでしょう。

長時間の中腰、草むしりなど、同じ動作の繰り返し、同じ姿勢は症状の悪化をまねきかねません。

涼しい時間に、休憩を取りながら、短時間ずつ作業ができるようにしてくださいね。

 

2月の外来

リウマチ外来です。

 

コロナウイルスが蔓延していますね。

クラスターの発生も度々報道されていて、いつ自分がかかってしまうのではないかとヒヤヒヤする毎日です。

膠原病の患者さんは、免疫抑制薬の内服や生物学的製剤を使用することがあり、普段から感染予防が大切です!

それに加えてのコロナウイルスの蔓延・・・

 

コロナウイルスが流行する前から感染予防に努めてきた患者さんにとってみれば、「これ以上何をしたらいいの!」と感じることもあるでしょう。

感染予防の基本は、手洗いマスクです。

感染予防が日常になったとはいえ、やはり一番大切なことは継続する事!!

 

☆外から帰ったら、手洗い

☆家族も手洗い

☆マスクの着用

☆バランスの良い食事

☆睡眠はしっかりと

 

リウマチセンター入口には体温測定のモニターも設置されていますので、来院時に測定をお願いします。来院前に自宅での検温は引き続きお願いします。

アルコール消毒も所々に設置されていますので、ご利用下さい。

病院スタッフはマスクのほかにフェイスシールドの着用も行っています。

医師、看護師の表情が見にくくなってしまったかもしれませんが、今まで通り、心配事、気になっている事など、気軽に相談してください(*^-^*)

2022年 あけましておめでとうございます

2022年 あけましておめでとうございます!!

 

連日雪が降り続き、寒い日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

早速ですが、今回は回復期リハビリ病棟の様子を紹介したいと思います。

毎年恒例の回復神社ができました。

中に入るとおみくじがあります。

全てスタッフの手作りです・・

 

 

 

 

 

 

 

感染対策を十分にして皆さんに楽しんでいただきました!

そして、今回は数年ぶりに絵馬も作成しました。

みなさんの絵馬を見て、ほっこり☺温かな気持ちになりました。

皆様の願いが叶いますように☆彡

 

患者さん、ご家族に寄り添った看護ができるよう日々努力して参ります。

今年もリウマチセンター、回復期リハビリ病棟をどうぞよろしくお願い致します。

皆さまにとってよい1年となりますように

 

スタッフ一同

 

メリークリスマス!!

メリークリスマス!!4階病棟です。

今年もクリスマスの季節が近づいてきましたね。

新発田看護専門学校の学生さんが

病院内の飾り付けをしてくれました(*^^*)

こちらは、外来ホールの飾りです。

クリスマスムードが高まりますね。

 

病院入り口もきらびやかです。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、4階病棟の様子です。

 

コロナ感染症により、面会や外出も難しい状況ですが、患者さんが少しでも季節を感じ、楽しんで頂ければと思います(^_^)

 

入院患者さん対象のリウマチ専門講演が開催できない代わりに、現在は分かりやすい資料をホールに掲示し、情報を伝えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

早く講演が開催できるようになるといいですね。

クリスマスに願いを込めて♡